家を建てる土地が更地で平坦であれば造成工事と呼ばれる工事をする必要はありませんが、土地が凸凹であったり、傾斜していたりする場合、家を建てるために造成してからでなくては家を建てることが出来ません。
凸凹な土地や傾斜地は、平坦な更地に比べて安価であることが多いですが、造成費用のことも頭に置いて土地は購入したいものです。
造成費に含まれる項目
造成費と一言でいっても項目は幾つかあります。
- 整地費用
- 抜根・伐採費用
- 切盛土費用
- 土盛費用
- 地盤改良費
言葉からなんとなくどのような工事かイメージは付きますが傾斜地などの大まかな工事となればなるほど金額はかさみ、近隣に比べて土地が安くなった金額を工事費が超えてしまうというケースもあるほどです。
この工事費も見積もりをする土地の状況や業者により価格が様々なので、相場と呼べる金額を算出するのは難しいです。
周辺の土地と比べて大幅に価格が安いとどうしても飛びつきたくなりますが、工事に対する知識や業者とのやり取りを十分におこなえない場合、時間とお金を大幅に使うこととなりますので、生涯設計の観点からすると大きな造成工事をして家を建てることはあまりお勧めできるものではありません。
傾斜地に家を建てる工夫
傾斜地には金額が安いという他にも眺めがいいなどメリットもあるため、それでも傾斜地に家を建てたいと考えている方もいるでしょう。
傾斜地に家を建てる場合、その土地の状況にもよりますが、基礎工事や上屋の工夫により造成工事を最低限に抑えてくれる業者もあります。
ある程度決まった形の多いハウスメーカーではほぼ無理と考えていいですが、工務店や設計事務所でそういった事例を多く設計・建築しているところもありますので、参考にしてみてください。