年金が老後に幾らもらえるのか?という疑問は多くの方が抱いています。
実際に貰える年齢になってみなければ、支給額は分かりませんが、現状の支給額からどれくらいの年金が支給されているのか見ていきたいと思います。
国民年金と厚生年金
年金の管理問題から数年経ちましたが、国民の年金への不安は募るばかりです。
年金受給は65歳からですが、自分が年金として、毎月幾らもらえるかは誰もが気になるところです。
まず年金といっても、国民年金と厚生年金の2種類があります。
企業に勤めて厚生年金を納めていた方は、自動的に国民年金も支払っていることになるため厚生年金と国民年金の両方を受け取ることになります。
また、結婚してどちらかの扶養内に入る場合でも、それまで厚生年金に加入していた場合は国民年金にそれまでの厚生年金額が加算されます。
例)
20歳~30歳まで厚生年金を支払い、30歳~60歳まで扶養内であった方
40年間の国民年金+10年の厚生年金が受け取れます。
年金はいつからいつまで納めれば受給できるのか
年金は原則として20歳~60歳までの間は納め続けなければいけません。
転職時の合間や企業を通さない海外での勤務、病気・怪我など様々な理由で年金をおさめられない場合がありますが、受給額に差が生じるため、将来的なことを考えれば、満額で納めておくことがベストと言えます。
年金の納入が困難な場合は申請により免除されるケースもあります。
また、国民年金は最低で25年間納めなければ受給することが出来ませんでした。(厚生年金をおさめている期間は同時に国民年金も納めています。)
しかし、消費税が10%に引き上げとなる日から10年間納めていれば受給できるようになります。
また、納入期間が満たない時は、70歳まで納入期間を引き延ばすことが出来ます。
年金の相談や手続きはどこでおこなうのか
年金の自分の記録を確認したり、今後の納入について相談出来る年金事務所が各都道府県に設けられています。
役場のように各市町村に設置されているわけではないので、年金のことで不明な点があれば足を運び、現在の状況と今後の納入について検索・相談してみるのがいいでしょう。
最後に
年金については、将来受け取れる金額が少なくなるといった話もちょくちょく耳にしますが、サラリーマンの方は特に支払いを拒否することは出来ません。
現段階でのシミュレーションも意味がないといったことにもなりかねませんが、今後法案などで10年後や20年後には仕組み自体が変わっている可能性も高いです。
年金に関連するニュースは今後アンテナをはって対応できるようにしたいものです。