家庭において車はなくてはならない存在です。
公共交通機関が充実している都心部でも、車の便利さに勝るものはやはりありません。
今回は、家計において車の購入代金がどのような割合を占めていくの見ていきたいと思います。
車の所有は0台or1台or2台
1世帯あたりの車の保有台数は地域により様々です。
公共交通機関など交通手段の多い都心部では平均で1台を切る地域も少なくなく、逆に交通手段の少ない地域では平均で1.5台を超えています。
多くても2台を超える地域は当然なく、住む地域や仕事、子どもの送迎など家庭環境によっても大きく異なります。
車を所有するということは、車の購入代金に加えて保険や駐車場、税金といったお金が毎年かかるので、所有台数が少なければ少ないほど家計の中で他のことにお金を回せるのは事実です。
車の買い替える時期は?
車は不思議な魅力を持っていて、車好きと呼ばれる方は世の中に巨万といます。
家計的にはあまりうれしくない事ですが、1台の車に乗る期間によって、生涯車に乗らなくなるまでの間に使う金額は大幅に変わってきます。
金額的に車を買い替えるタイミングでベストはいつなのかということを考えると、下取り価格の絡みなどがあるのでどうしても悩んでしまいます。
下取り価格は車に乗っている年月、距離で基本的に計算されるため、なるべく早く売って乗り換えたほうがお得という錯覚に陥りがちです。
しかし、生涯に車を購入した台数が多ければ多いほど車にかかる費用は膨らむので金額的に見れば、乗れるうちは車を変えないのが当然安価で済みます。
何年に一度買えるか生涯プランを立ててみる
単発的に車の購入を考えると住まいにかかる費用や教育費などとの兼ね合いが中々うまく取れないのが現実です。
そこで、車を乗らなくなるであろう年齢までに何年スパンで車を変えたらあと何回購入するか考えてみましょう。
例えば30歳のご夫婦で車を2台所有していて1台は5年後、もう一台は3年後あたりに変える必要がある場合、車の購入スパンを7年と考えれば、70歳までに購入する回数は5回と6回です。
ただ、1台は67歳で購入することとなり少し考えにくいため、5回ずつとします。
乗りたい車の金額を計算し、1台はワンボックスで300万円、1台は軽自動車で150万円とすると300×5+150×5=2250万円という金額が出ました。
車を2台所有するということはこれぐらいの金額が購入代金だけでかかるということです。(車の下取り価格は含まれていません。)
最後に
当然、老後は1台にするとか故障で購入周期が変わるとか、中古車を購入するということもあります。
車の購入を単発で考えるのではなく、家庭ごとの生涯の購入ケースを計算し、住宅や教育費と照らし合わせればおのずと車を購入する適正な期間と金額が見えてくるはずです。
昨今では、車を購入するという選択肢だけでなくリースやカーシェアといった新しい形も出てきているので参考にしてみてください。