車を新車や中古でディラーや中古車店で購入し、一定の期間を過ぎるとほとんどのケースで点検の案内が届きます。
車検ほどではないにしろ、それなりの費用がかかり、複数台所有している方にとっては車検と合わせると数か月に1度大きな出費となるため嬉しい通知ではありません。
今回は、この車の定期点検について見ていきたいと思います。
車の定期点検(法定点検)とは
車の定期点検(法定点検)とは、車検とは異なる法律で定められた車の点検です。
1年に一度義務付けられているものと、2年に一度義務付けられているものがあります。
1年点検と2年点検では、点検する内容が異なり、2年点検では1年点検で点検する項目にさらに細かい点検がプラスされます。
しかし、車検のように整備工場などに車をもっていって点検してもらわなくてはいけないわけではありません。
車の所有者や、車に詳しい方が近くに見えれば、点検簿にしたがって点検をおこなうことができます。
点検は何の為におこなうのか
先ほど法定点検は、車の所有者でもおこなうことが出来ると記載しましたが、言い方を変えると、点検をしたことにも出来てしまうということになります。
実際に法定点検と法律で定められた点検ではありますが、罰則などはなく実際に点検をしていないという方も少なくないのが現実です。
しかし、点検を何のためにおこなうのか考えればその必要性や重要性も自ずと見えてきます。
車の不具合から大きな事故に繋がるという危険性は否定できませんし、点検費用をケチったばかりに大きな事故に繋がって多額のお金を支払わなくいけなくなっては本末転倒です。
また、より長く1台の車に乗るためにも、車の異常に少しでも早く気付くことも大切ですし、環境面から見てもCO2などが、正常な状態よりも多く排出されている恐れもあります。
法定点検にかかる費用
車の法定点検にかかる費用を見ていくと、ディラーや中古車屋、整備工場などで値段は異なってきますが、ほとんどのケースで1万円を超えています。
特にディラーは最も高い印象で、オイル交換なども含めたコミコミパックで軽自動車でも3万円以上するケースも珍しくありません。
ただ、新車で車を購入した場合、車の知識がそれほどなく興味もない方にとってはディラーに全部任せてしまうのが一番手間がかかりません。
費用を抑えたいという方は、点検費用の安いショップや整備工場を探すことも出来ますし、自分で点検すれば費用はかからないので手間はかかりますが、こちらもおすすめです。
それでも自分で点検ということになるとある程度の知識も必要になってくるため点検簿を確認して出来ないと思ったら、業者に頼むようにしましょう。