結婚してからの楽しみの一つに旅行が挙げられます。
ご夫婦2人の旅行や家族旅行など様々ですが、行先や人数、宿泊先のグレードにより金額も大きく異なってきます。
全く旅行に行かなければ当然削れる金額ではありますが、普段の生活とは異なった遊びをすることで楽しみはもちろんのこと、肉体面・精神面でもリフレッシュすることが出来るので、一定の周期で旅行に出かけるようにしたいものです。
旅行を計画する際にどれくらいのお金を頭に入れておけばよいのか考えていきましょう。
旅行にかかるお金の相場
旅行にかかるお金と一言にいっても、人数や出かける先など金額が変わる項目はとても多いです。
年単位で考えると、年に何回行くかで予算は大きく異なってきます。
一般的に家族旅行には年に1~3回出かける家族が多く、1回の旅行でかかる金額は5万円~10万円が相場と言われています。
長い目で見たときに、年に幾ら旅行に費やすことができるのか先に考えれば、年に何回、幾らくらいの行先に旅行に行くことが出来るのか計算できるはずです。
例えば、年に15万円旅行に費やすことが出来るのであれば、3回5万円程の近場で楽しむのもいいですし、2回にして1回は豪快に10万円程の旅行にしてみるとか、1回にして15万円予算の海外旅行に行くなど計画をたてるのも楽しくなります。
旅行サイトを利用してお得に
インターネットの普及により宿泊の予約や施設の予約もインターネットが主流となり、さらにはスマフォの大幅な躍進により手軽にポチッと旅行先を決めて予約することが可能になりました。
新聞や新聞広告には今でも旅行関係のものが多く並びますが、インターネットの旅行サイトでは期間限定のお得なプランや、季節に合ったプランなど人気商品も多く、旅行サイトならではの割引も豊富です。
また、独自のポイントを発行しているところも多く上手に活用できればさらにお得に旅行を楽しむことが出来ます。
有名どころの旅行サイトでいうと、楽天トラベルやじゃらんネットが人気です。
楽天は言わずと知れた楽天グループが運営する旅行サイトで、もちろん楽天ポイントも使えますし、貯まります。
航空券や電車のチケットから日本全国、海外に至るまで手配が可能です。
また、様々なビッグサイトをもつリクルート運営のじゃらんネットも人気の旅行サイトです。
こちらは豊富な観光情報と口コミであなたに合った旅行プランを立てるのに役立ちます。
もちろん季節ごとのイベントプランやお値打ちなプランも豊富に揃っているので、旅行プランで迷ったらのぞいてみてください。
旅行先で使うお金
旅行の予算は基本的に交通費や宿泊代が多くを占めますが、旅先でのテーマパークや施設の入園料金、食事代、お土産代なども頭に入れておかなくてはいけません。
旅行先ではどうしても普段と違う生活になるため高揚感からか財布のひもが緩くなる傾向にあります。
もちろん、せっかくの旅行でケチケチしていては本当に楽しむことが出来ず本末転倒となってしまいますが、旅行前に旅先で使うお金にも予算をしっかりと決め、その中で最大限に楽しむのがベストと言えます。
旅先で浪費した1万円、2万円を普段の食費などで削ろうとするとどれくらい大変なのかは皆さんがよくご存じだと思います。
初めに書いた年に何回の旅行で幾らの予算という話に少し戻りますが、充分なお金を使って楽しみたいのであれば回数を減らして、その分その旅行を存分に楽しむという選択も全く間違いではありません。
交通手段による価格の違い
家族旅行というとマイカーのイメージが強いですが、昨今では様々な交通手段で旅行に出かける家族が増えています。
マイカーで出かけるとなると必ず誰かが運転しなくてはいけないのにプラスして、時間的にも電車や飛行機に比べると車が最も遅いなどの理由からです。
ではマイカーで出かけた時とその他の交通手段を使った時にどれくらいの時間と費用が違うのでしょうか?!大阪府から東京ディズニーランドへ行った時を例に挙げて見てみましょう。
大阪から車でディズニーランドへ行った場合
大阪でも高速道路の乗り口は様々ですが、平均的に見ると高速道路の表示料金は1万円前後です。
ETC割引や深夜割引を利用できれば半額近くまで削ることも出来ます。
距離は約520キロで、6時間半ほどかかると言われています。途中の休憩やスピードによっても違うので参考程度にしてください。
520キロ走るのに燃費10キロ/リットルの車であればガソリンを52リットル消費します。ガソリンを1リットル110円とした場合、片道で5720円のガソリン代も高速代に追加されます。
車1台での価格なので人数が多ければ多いほど1人あたりの金額は安くなります。
大阪から深夜バスでディズニーランドへ行った場合
その金額の安さから学生にも人気の深夜バスでの旅行。お子さんが小さいうちは難しい部分も多いですが、金額的に安く全員がしっかりと睡眠をとれるのも人気のポイントです。
金額的には平日や出発間近のチケットは片道3千円を切るものもあります。一般的な平均は5000円程で小学生以下は半額などの割引もあります。
時間は車なのでマイカーと同じと考えていいでしょう。深夜で道路もすいていることから日中よりは幾分早く着くことが出来ます。
大阪から新幹線でディズニーランドへいった場合
新幹線で行く場合は、大阪駅→東京駅→舞浜駅(JR)のルートが一般的です。
新幹線とJRの電車代を合わせて、大人1万5千円弱、小学生以下の子供はその半額と考えていいでしょう。席を必要としない場合6歳以下のお子さんはお金はかかりません(自由席なら座ることも出来ます。)
大阪駅から東京駅まで新幹線では約2時間半ほどで到着します。東京駅から舞浜駅までは約15分ほどです。
乗り換えなどがあるので、大阪駅までかかる時間+3時間半ほどでディズニーランドへ到着するイメージです。
大阪から飛行機でディズニーランドへいった場合
飛行機でいく最大のメリットは時間になります。関空から羽田までのフライト時間は約1時間15分となっていて、手続きなどの時間を含めても他の交通手段に比べ大幅に時間短縮ができます。
料金はフライトだけなら新幹線と同額ほどのイメージですが、羽田からディズニーランドへの直行バスなどを含めるとやや高くなります。
また、国内線でも3歳以上から75%の料金が発生する場合がほとんどです。
飛行機のチケットは様々な格安チケットも販売されているので一概に幾らというのが難しく、飛行機で行くならばホテルなどもプラスしたプランがお得になると言われています。
家族構成や行先により適切な交通手段が異なる
マイカーから、深夜バス、新幹線、飛行機と様々な交通手段を例に挙げてみてきましたが、それぞれメリットデメリットがあるため家庭により最適なプランが異なると言えます。
料金はもちろんですが、お子さんの年齢によってもかかる時間と空間がとても重要です。
楽しみな旅行で不愉快な気分になったり、必要以上に疲れることのないように交通手段は選びたいものです。
老後に使う旅行費用
先ほどまでは家族旅行について書いてきましたが、仕事を定年退職した後にご夫婦で旅行に出かける方も多いです。
60年以上人生を生きてきて多くのことをやり遂げた中、時間がこれまでにないほど多くあるのでその使い方としてゆっくりと贅沢に過ごせる旅行は国内・海外ともに人気があります。
老後は基本的に収入源が年金となり、生活費でほとんどが持って行かれるか足りないことが多いので、老後に有意義な時間を過ごすためにもそれまでの貯蓄が重要となります。
人数はご夫婦だけででかける場合、これまでよりも全体の金額が下がるため、一人に多くお金をかけられたり、回数を増やすことができます。
国内旅行で3万円~5万円、海外旅行で10万円~20万円ほどが1回の旅行の平均的な予算です。
まだ先のことという方も、仕事をリタイアした後年にどれくらい旅行にいきたいのか頭に入れて老後の資金づくりをすれば楽しみも増えるでしょう。
最後に
家族旅行は、どの家庭でもとても楽しみなイベントの一つですが、かかる費用も高額なため、計画は念入りに練りたいものです。
一回の旅行を派手にするのか、やや節約しながら回数を増やすのかなど長い目で見て計画を立てて費用を積み立てられるようにしたいものです。