家造り用語集 な行

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内装制限

防火あるいは火災時の避難のため、一定の規模・用途に適合する部屋などに対し、使用内装材に不燃材料・準不燃材料・難燃料材を使用するよう定められた制限。

有害な変形やガスの発生などが起こらず、避難に支障がないことが前提となっている。

内部結露(ないぶけつろ)

壁体の内部や天井裏など、目に触れない部分で発生する結露。

壁や屋根裏の換気を良くすることが解決の早道となる。

南京落し

開き戸を固定する上げ落とし金物の一種。

受け座を建具枠または床に取り付け、上下するボルトを建具框の表面に取り付けたもの。「丸落し」ともいう。

南京錠

U字型金具に錠の足を通して締める可動式のもの。「巾着錠」ともいう。

二重ガラス

一定の間隔で2枚の板ガラスを組み合わせたもの。周辺を密封し、ガラス間を乾燥状態にしたものを複層ガラス(ペアガラス)と呼んでいる。

ガラス間の空気層が断熱効果を発揮し、高い断熱性能を誇る。ちなみに 空気層は厚い方が効果があがる。

日影図(日影図)

建物の日陰を検討するため、太陽高度、方位角、日影の長さなどをまとめて表示した図。

主に中高層の建築物の日影の影響を検討するために作成される。

日照権(にっしょうけん)

日当りを確保する権利。居住者が確保できる権利だが、過剰行使で誰かを困らせてはいけない。

日照率

日照率=日照時間/可照時間 ×100(%)

日照時間:障害物の無い場所で、実際に日が照っていた時間(障害物や天候の影響も考慮する。)

可照時間:日の出~日の入までの時間

布基礎

建築物を支える逆T型をした基礎の一種。

根切り(ねぎり)

建物の基礎や地下室部分をつくるために、地盤面下の土を掘削してゆくこと。

基礎形状に合わせて壷堀りやベタ堀りなどと呼ばれる。

熱線吸収ガラス

熱線である赤外線を吸収することにより熱を遮断する着色透明板ガラスで、空調コストの軽減に役立つ。

ガラス原料に、日射の吸収に優れた金属を加えて赤外線や紫外線を吸収する機能を付加している。

ただし、金属の混入により光の入射角等が変わってしまうため 室内外の見え方まで影響を受ける。

「赤外線吸収ガラス」「赤外線遮断ガラス」「吸熱ガラス」ともいう。

熱線反射ガラス

表面に金属酸化物を焼き付け、太陽熱の反射率を増大させた板ガラス。

空調コストの軽減に役立つ。

ただし、金属膜により光の入射角等が変わってしまうため 室内外の見え方まで影響を受ける。

また、熱線の反射先への配慮も忘れずに。

熱損失係数

外壁や屋根などからの伝熱および隙間風や換気による単位時間あたりの熱損失の和を床面積と室内外温度差で除した値。〔W/(平米・K)〕

断熱性・機密性の基準として用いられる。

熱伝導率(ねつでんどうりつ)

物質が伝導によってどの程度熱を伝えるかを表す指標。数値が大きいほど熱を伝えやすい。

単位はW/m・KまたはKcal/m・h・℃。

材料の組み合わせと同様、それぞれの熱伝導率は加算して算出する。

農業振興地域

より総合的な農業の振興を目的として決められた地域のこと。

農業振興地域の整備に関する法律による。

軒裏(のきうら)

軒の裏側のことで、木造建築では垂木や野地板を見せる場合と天井を張る場合がある。

火災時にもっとも”もらい火”(延焼)を受けやすい部分でもある。

軒裏天井

軒裏のたる木や野地板を隠すために張る天井。天井を張らない場合は、化粧軒裏(現し)とする。

軒桁

軒裏のたる木や野地板を隠すために張る天井。天井を張らない場合は、化粧軒裏(現し)とする。

軒高

木造では、グランドライン(GL)から建築物の小屋組の上端、またはこれに代わる横架材を支持する2階敷桁の上端までの高さ。

RC造では、地盤面から最上部の梁天端までの高さ。

軒樋

屋根面に降った雨水を軒先で受ける樋。竪樋(竪樋)へ連結し排水する。

法面(のりめん)

切土や盛土に設けられる傾斜した面のこと。

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