家造り用語集 さ行

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載荷試験

地盤や試験杭に荷重を加えて行う試験で、変形性状・耐力・破壊状態などを調査します。

また構造物や構造部材に加(荷)力用の機器を用いて静定荷重を加えて調査することをいう。

「荷重試験」「加力試験」ともいう。

採光有効面積

採光に有効な部分の面積は、隣地境界線または同一敷地内の他の建築物の各部分から、その部分の面する隣地境界線または同一敷地内の他の建築物などの対向部までの水平距離(D)を、その部分から開口部までの垂直距離(H)で除した割合(D/H)が用途地域ごとに決められています。

サイディング

外壁に張る板状の外装材。

鉄板、アルミ、合板、繊維板などがあります。耐火性や耐久性などに優れたものが多く販売されています。

サイディング張り

石綿スレート系の材料で、主に外壁張りに用いられる。

サイホン式トラップ

サイホン式トラップとは、サイホン作用を起こす形状をもつトラップ。

在来工法

日本の伝統的な木造建築方法で、柱・梁・筋交いなど木の軸を組み立てて建物を支える工法。

軸で支える構造なので、壁の配置に制約が少なく、大きな開口部をつくれ、増改築も容易です。

しかし、職人の経験や技術の差で、施工レベルや工期にばらつきがあるという指摘もあります。

竿石

角棒状の石状で、各石の一つです。

座屈

棒状部材が両端から圧縮力を受けた際に 材の中ほどから’はらみだす’現象。

材の持つ圧縮強度は この場合(ほとんど)機能しない。

サムターン

ドアの室内側についている、錠の開け閉めを行うための金具。

ドアのすき間などから針金などの特殊な用具を差し込んだり、ドアの郵便受けから手を差し込んでサムターンを回して解錠して侵入する「サムターン回し」が問題になっています。

さや管ヘッダ方式

主に住宅の給水・給湯配管に用いられている。

あらかじめ配管ルートに プラスチック製チューブの「さや」管を設置し、その中に配管を収める工法。

配管の主導水管(ヘッダ)から引き込み、配管自体には継ぎ手を使用しないため、腐食・漏水の防止・配管のい更新性の向上・施工性の向上などを図ることができる。

サンドブラスト仕上げ

石材の表面に金剛砂を高圧で吹き付けて仕上げた材料で、粗面仕上の一種。

CEC

CEC(Coefficient Energy Consumption)

エネルギー消費係数。

設備的な エネルギーの効率的利用の判断基準。

住宅を除く全ての建築物(床面積2000平米以上)に対し、ホテル等・病院等・物品販売業を営む店舗等・事務所等・学校等・飲食店等・集会所等・工場等 の8種類の用途に応じて、空調(AC)・換気(V)・照明(L)・給湯(HW)・エレベーター(EV)の5種類が定められている。

シート防水

合成樹脂・合成ゴム・合成繊維などを主原料とした防水布を接着剤でつなぎ合わせ、防水層とする防水方法。別名は、「合成高分子ルーフィング防水」ともいう。

シーラー

シーラーは被塗物(塗装素材)や旧塗装膜の欠陥(素地の劣化・クラック・浮きなど)を補修し、上塗り塗料との密着を良くする「下塗り塗料」のことです。

また、シーラーには様々な種類(機能)があり、用途・目的に応じて使い分けることが大切です。

シーリング材

プレキャストコンクリート部材や金属パネルのジョイント部。

サッシュ回り、ガラスはめ込み部などの水密性・気密性を要する部分に充てんする材料。

「シーラント」「シール材」ともいわれている。

市街化区域

市街化区域外で、市街化がおさえられる区域のこと。一部の例外を除いて、原則的に住居用建物は建てられません。

市街化調整区域

位置指定道路 ≒ 私道認定

市街化区域外で、市街化がおさえられる区域のこと。

一部の例外を除いて、原則的に住居用建物は建てられません。

軸組図

一般に、木造建築物の土台、柱、梁、桁、筋かいなどで構成される軸組を立面的に表示した図のこと。

JISマーク

日本工業規格に適合した鉱工業製品などの製造工場に表示されている認定マークのこと(工業標準化法による)。

実施設計

設計過程中で基本計画、基本設計に続いて行われる設計作業のこと。

私道

位置指定道路 ≒ 私道認定

特定行政庁の指定により、道路法における道路と建築上同等と認定される。 各種要項あり。

児童福祉施設等

児童福祉施設等〔令第19条第1項〕

児童福祉施設(※)・助産所・身体障害者更生援護施設(※※)・精神障害者社会復帰施設・保護施設(※※※)・婦人保護施設・知的障害者援護施設・老人福祉施設・有料老人ホーム・母子保健施設

※保育所を含む〔児童福祉法 第7条〕

※※補装具製作施設および視聴覚障害者情報提供施設を除く   (障害者援護用品の製作施設であるため 福祉施設とは異なる)

※※※医療法後施設を除く

地縄

根切り工事に先立って、敷地内での建物位置および掘削位置を示すための地面に張って位置を表す縄。

要所に小杭を打って縄をとめる。

斜線規制

都市計画区域内で建物を建てる時に、市街地の環境を確保するため、一定の勾配面によって建築物の高さ・位置などを制限する規制のこと。

ジャロジー窓

可動ルーバーが付いている縦長上の窓のこと。

終日日影

建築物などにより、’1日’中まったく日照を受けない領域。

住宅品質確保促進法

品質のよい住宅を手に入れられるように、2000年に施行された法律。

住宅性能表示制度、紛争処理体制の整備、瑕疵担保責任の義務づけが柱となっています。

住宅性能表示制度

住宅の性能を比較できるよう、共通のルールで表示を行うことを定めた制度。

新築の一戸建てやマンション、中古住宅について、構造の安全、火災時の安全、劣化の軽減、温熱環境などを評価します。この制度は任意で利用で、別途費用がかかります。

収縮目地

コンクリート仕上げ面に温度変化等によりひび割れが発生しないように設けておく目地のこと。

集成材

木材の板または小角材の繊維方向を長手にそろえて、接着剤で重ね貼りした厚板材や角材の総称を集成材といい、造作用と構造用がある。

縮尺

現物より小さく表すことをいい、JIS規格ではA:Bと「比」の形で表すように規定されている。

受水層

水道本管の水圧が低くて直接個別給水ができない場合に設置する貯水用のタンクで、受水槽から屋上に設置された高架タンクへポンプで揚水し、そこから各器具へ給水する方式が一般的にもちいられている。

主要構造部

主要構造部〔法第2条第五号〕

壁・柱・床・梁・屋根・階段。

建物の構造上重要な部分。

原則的に、最下階の床・局所的な小階段・屋外階段などは除かれる。

竣工式

工事が完了したことを一般的に披露して、関係者一同に感謝の意を表すために行われる施主主催の式典のこと。「落成式」ともいわれる。

浄化槽

水洗便所等からの汚水などを処理し、下水道に放流するための設備のこと。

仕様書

工事内容のうち、図面では表現できない事項を文章や数値で示した設計図書の一種。

構造、施工方法、材料、部品、設備、仕上げ程度などを記しています。

建築工事の発注には、設計図面、特記仕様書、共通仕様書をまとめて設計図書とし、これらに基づいて見積もりを行います。

上棟式

木造建築物の棟木を上げたときや鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造建築物の躯体完了時に行われる儀式のこと。「棟上式」ともいわれている。

照明器具

白熱電球
<寿命>約1,000~2,000時間

蛍光ランプ
<寿命>約10,000時間

さらに長寿命のハロゲンランプやLEDなどもある。

所有権移転登記

不動産の所有権が、売り主から買い主に移ったことを公に示すための登記のこと。

所有権保存登記

所有権の登記がされていない不動産についての所有権登記。

建物を新しく建てた時、新築マンションを購入した時などに行います。

シリンダー錠

カギを差し込む本体部分が円筒状をしている錠。

固定された外筒と、回転できるシリンダーと呼ばれる内筒からなり、シリンダーにカギを差し込み回転させて施解錠します。

最近はピッキング被害が多く、ディンプル錠などに代わっています。

芯々

部材どうしでの部材の中心線の間隔のことで、構成部材間の距離の表し方。

人造大理石

合成樹脂と無機微粒子を複合化した大理石風の成形材料のこと。

シンダーコンクリート

屋根(歩行用)の防水層の押さえなどに用いる、炭殻を骨材とした軽量コンクリートのこと。現在は人口軽量骨材が主流となったためほとんど使用されなくなってきた。

「アッシュコンクリート」「炭殻コンクリート」ともいわれている。

数寄屋造り

数寄屋は草庵茶室や別棟の茶室を意味する同義語。

数寄屋風の造りは面皮(めんかわ)柱や土壁を用い、長押(なげし)を付けない無装飾な造り。

16世紀末期頃登場し流行した。

随意契約

随意契約とは、競争の方法によらないで、発注者が任意に特定の相手方を選択して締結する契約方法。

スケルトン・インフィル方式

軸組構造で、柱と柱の間に斜めに渡す補強材のこと。

台風や地震などの横からの力に耐え、軸組の変形を防ぐために対角線方向に入れます。

筋交い

軸組構造で、柱と柱の間に斜めに渡す補強材のこと。

台風や地震などの横からの力に耐え、軸組の変形を防ぐために対角線方向に入れます。

捨てコンクリート

独立基礎やフーチングの基底部分に捨て打ちする厚さ50~100mmのならしコンクリートのこと。

基礎の底面を平らにして、型枠および鉄筋の位置の墨出しを行うためのもの。

構造上は意味がないもの。

スプリンクラー設備

天井に取り付ける消火設備で、大量の散水により鎮火する。

栓である熱ヒューズの溶解により放水するものが基本。

熱感知式の自動放水システムも含む。

スプロール現象

都心部の地価の高騰等により、郊外へ向けて無秩序に宅地化してゆく現象のこと。

墨出し

  1. 壁・柱・床などの中心線の位置や、それらの逃げ墨を墨糸などを使って記すこと。
  2. 部材の切断、仕口加工などの作業のために必要になる線や印を付けること。

スリップフォーム工法

型枠を連続的に上昇滑動させながらコンクリートを打ち込むことにより、打ち継ぎ目の無いコンクリート構造物を構築する型枠工法。

石綿板

型枠を連続的に上昇滑動させながらコンクリートを打ち込むことにより、打ち継ぎ目の無いコンクリート構造物を構築する型枠工法。

設計強度

構造計算において、基準とするコンクリートの圧縮強度のことで、材齢は28日を標準としている。設計基準強度のこと。

設計図

建築設計に際して、すべての設計内容を表現した図面の総称のこと。

設計図書

設計図書〔法第2条第十二号〕

建築物、その敷地または法第88条第1項~第3項までに規定する工作物に関する工事用の図面(原寸図・その他これに類するものを除く)および仕様書をいう。

設計図書は 基本的に設計・建築計画書であり、施工図とは一線を画する。

しかし、基本にして絶対の仕様であり申請ほかの法的根拠となる。

石膏プラスター

焼石膏を主成分とし、必要に応じてドロマイトプラスター、消石灰、粘土および接着剤などを混入した左官材料のこと。

特徴としては硬化が早く、ひび割れが少ない。

接道義務

建築基準法では、建物を建てる場合、幅4m以上の道路に、土地の間口が2m以上接していることが求められています。

線引き

用途地域の線引き 昭和43年 制定

ソイルセメント柱列山留め壁

SMW(Soil Mixing Wall)工法

山留め工法の一つ。

ただし完成後も撤去されない。

アースドリルなどで掘削しつつセメントミルクを注入し攪拌してソイルセメント壁を造成、骨組みにH形鋼などを建て込んだ山留め壁。

測量図

敷地の地積(土地の面積)、高低差、形状などを測量し表示した図のこと。

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