大学へ進学する率は年々増加傾向にあり、約60%の人が進学する傾向にあります。
大学進学には、高校までよりもさらに高額な授業料が必要となり、家庭にとっても進学するのか、就職するのかで家計の予算は大きく異なってきます。
大学には具体的にどれほどのお金が掛かるのか見ていきましょう。
大学生の8割は私立
高校までは圧倒的に公立校への進学が多かったですが、大学では私立への進学が8割とほとんどの学生が私立の大学へ通っています。
小・中・高と私立校の学費の高さに驚かされた方も少なくないと思いますが、当然大学でもそのバランスは変わらず国立の大学に比べて私立の大学では月に4万程、4年間で200万円ほど高い学費となります。
4年間の学費平均は国立が約500万円、私立が文系約700万円、理系約800万円となっています。
また、2年間で卒業となる短期大学はさらに割高で、2年間で約370万円となっています。
宿を含めるとさらに約300万円必要
大学は中学校、高校と違い各市町村にいくつかあるというわけではないので、自宅から通いたい大学が遠方の場合、一人暮らしで賃貸物件に住むことが多いです。
当然相応の費用がかかり、人気大学の多い都会になればなれほど高額になります。
平均すると下宿費用は4年間で約300万円かかるので、学費とプラスすると私立大学の場合1,000万を超える金額となり、結婚後で考えても持家に続く高額な支出と言えます。
とりあえず大学には通わせておこうといった安易な気持ちで払える金額ではありません。
大学に行くことのメリット
学費の話ばかりしていると本当にやりたいことがなければ大学に行くべきではないのでは?!と思ってしまいますが、生まれてから18年の間に本当にやりたいことを見つけられる人の方が少ないのが現実で、大学は就職先へのステップと考えよりよい就職先を見つけるために進学するメリットは大きいです。
就職に対して学歴が全てではありませんが、短い時間で面接官がお子さんを判断するのにその比重が大きくなることは理解できます。
また、大学によってもことなりますが、高校や専門学校に比べて大学からの就職先の職種は多いです。
最後に
大学への進学は、今や当たり前のようになってきていますが、費用だけで見ると貯蓄をしっかりしておかないとその後の老後の生活が大変になるほど大きな金額です。
下宿費用などもプラスされればさらに高額となるため、高校の早い段階からお子さんと希望する大学について話し合い、準備を進める必要があります。