家造り用語集 た行

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第一種低層住居専用地域

都市計画上、低層住居の最も良好な住居環境を保護する目的をもつ地域で、小・中・高などの各学校、老人ホーム、保育所などは建築することができる。

最高高さに制限が課せられている。(原則10m)

第一種住居地域

住居環境の保護を目的としている地域で、マージャン屋、パチンコ屋、カラオケボックス等が禁止されている。

また第二種住居地域にて禁止されているものを含めて建築してはならない。

第一種中高層住居地域

都市計画上、中層・高層住宅の良好な住宅環境を保護する目的をもった地域で、大学、専修学校、病院、老人福祉センター、ある特定の店舗や自動車車庫などは建築することができる。

耐火構造

火災時に、内側からの火を他所へ延焼させない性能を有した構造。定められた時間内は崩れない事が要求される。

鉄筋コンクリートやレンガなどの構造で、建築物の部位別・階別にそれぞれ火災時の加熱に耐える時間で定めた耐火性能を有する構造として建設大臣が指定するもの。

大規模の修繕、模様替

大規模の修繕〔法第2条第十四号〕

大規模の模様替〔法第2条第十五号〕

建築物の主要構造部の一種以上について行う、過半の修繕または模様替。

主要構造部が含まれるか否かが工事種別の分かれ目となる。

耐震構造

地震が起こっても建物が倒壊せず、住人が非難できる構造。地震で生じる揺れに耐えるように設計された構造のことを指します。

第二種住居地域

住居としての環境保護を目的としている地域で、劇場、映画館、倉庫業を営む倉庫、特殊な機械使用・方法による事業を営む工場は禁止されている。

通例だが一種よりも規制は緩い。

第二種中高層住居専用地域

都市計画において、中層住宅(3~5階)と高層住宅(6~15階建)との良好な住宅環境を保護する目的をもつ地域で、工場、ホテル、自動車教習場ほかのものが禁止されている。

第二種低層住居専用地域

都市計画において、低層住居(1~2階建)の良好な住宅環境を保護する目的をもつ地域で、小・中・高などの各学校、老人ホーム、保育所などは建築することができる。

最高高さに制限が課せられている。(原則10m)

耐力壁

建物に風や地震による外力がかかった場合、その構造を支える壁のこと。

木造軸組工法では、柱・梁・筋かいから構成される壁は耐力壁となります。

枠組壁工法では、構造用合板、パーティクルボード、石膏ボードなど、一定の面材を張った壁が耐力壁となります。

ダウンライト照明

天井にダウンライト器具を埋め込んで照明する方法。

埋め込み式であるため気密にこだわる場合は施工に注意。

多孔質吸音材(たこうしつきゅうおんざい)

吸音材料。

一般に高音(高周波)で効果のある、繊維質や多孔質の材の総称。音楽室や劇場などで目にする事が出来る。

摩擦や抵抗、材料の振動などによって、音エネルギーの一部が熱エネルギーとして消費され吸音される。

タスク・アンビエント照明

タスク・アンビエント照明

三和土(たたき)

土、漆喰、苦汁から成り、たたき締固めて仕上げた土間のこと。(ほか少量の生石灰)

現在ではコンクリートの土間でも「たたき」と通称されることがある。

脱気装置

アスファルト露出防水絶縁工法において、’防水層の下地’の水分を外気に拡散させ、防水層の膨れを防止する装置。

絶縁工法であるため 特に重要である。

竪(立て)樋

軒樋(水平方向)と連結し雨水を受ける垂直方向の樋。

塩ビ製が安価でよく使われるがステンレス製のものも捨てがたい。

建物表示登記

土地・建物の所在、地番、地目、地積、構造、床面積など不動産の現況を明らかにします。

垂木

木造建築で屋根部を支え、棟(上部)から母屋、軒桁に架け渡された斜め材のこと。

神社の軒先では現し(あらわし)になっているものもある。

垂れ壁

木造建築で屋根部を支え、棟(上部)から母屋、軒桁に架け渡された斜め材のこと。

神社の軒先では現し(あらわし)になっているものもある。

弾性シーリング材

天井から部屋を仕切るかたちで下がっている壁。「下がり壁」ともいう。

住宅や共同住宅での火を使用する室で、台所+食堂型などの境を不燃材料仕上げにした壁。

デパート・百貨店でも一定面積ごとに仕切られている。防煙用の垂れ壁の場合、高さ50cm以上と規定される。

断熱材

熱伝導率(熱の伝わる量)が0.06w/mK以下のものをいいます。

断面図

建築物の全体的な垂直断面のことで、おもな室内部分を切断した図。

地盤面・各階高さ・軒高・最高高さ・各室の天井高が表示され、建物の立体的なつながりが表現される。

断面二次モーメント

Ix=b×h三乗/12

Ix:断面二次モーメント Iyもある。
b :(断面の)幅
h :(断面の)高さ

断面による 部材の曲げ変形のしにくさを表す。

XとYの2方向に分化させてモーメントの芯を追い、どれだけ部材芯と離れているかが算出できる。

部材芯をモーメントの芯が通るとき、断面二次モーメントは最小となる。

地階

地階〔令第1条第二号〕

床が地盤面下にあり、該当階の床面~地盤面までの高さがその階の天井高の1/3以上であるものを指す。

地積

土地の面積のことで、原則として土地登記簿に登記されている地積によります。

地目

地目(ちもく)

宅地、田及び畑(併せて農地といいます)、鉱泉地、池沼、山林、牧場、原野、雑種地。

※「雑種地」については、いわば地目の「その他」になるもの。

固定資産税課税上の地目は、土地登記簿上の地目とはかかわりなく、賦課期日(1月1日)現在の現況の地目によります。(農地法4条、5条の対象農地は除く)

昼光率

D=E/Es×100(%)

D :昼光率(%)
E :室内のある点の水平面照度
Es:全天空照度

採光の良否を判断するため、屋外照度の変化に影響されない指標。

EもEsも観測値であり 比率であるため、昼光率は屋外照度の変化に影響されない。

超音波探傷試験(ちょうおんぱたんしょうしけん)

超音波などを利用して金属部内の溶接欠陥などを検査するために行う非破壊試験方法。

鉄骨造の溶接部などへの検査で、もし問題が見つかれば再溶接等の処置が施される。

2×4 ツーバイフォー

北米で開発された建築工法のひとつで、枠組壁工法ともいわれます。

躯体を構成する部材に2インチ×4インチ断面の角材が多く使われることから名づけられました。

壁や床などの「面」で家を構成するのが特徴で、頑丈で耐震性、気密性、断熱性に優れています。

つなぎ融資

公的融資の場合、資金を受け取るまでには時間がかかるので、融資実行前に工事代金などの支払いをしなくてはならないケースが多いもの。

こうした融資実行前の支払いのため、融資実行までの間につなぎとして借りる融資のことです。

妻壁

建物の間口方向(長辺)に対する奥行方向(短辺)の壁をさす。

また妻壁は妻側でもあり、かつては端側(つまがわ)と書いた。その端側に居る者という意味で、奥さんを妻と呼ぶようになったという。

つり合い鉄筋比

引張鉄筋比のうち、曲げを受けた梁の引張鉄筋と圧縮縁コンクリートの応力度が同時に許容応力度に達する引張鉄筋比をいう。

引張鉄筋比 ≦ つり合い鉄筋比 のばあい、at×ft×jにより求めることができる。

at:引張鉄筋の断面積
ft:鉄筋の許容引張応力度
j :曲げ材の応力中心距離

吊り戸(ハンガードア)

戸の上部に取り付けた吊り車や天井や鴨居に設けた上部レールで可動する戸。

主に引戸で持ち入れられるほか、戸の下部に車輪を付けることで レールが不要となる。

抵当権

ローン返済が滞った場合に備えて、金融機関がお金を貸す時に設定します。

担保の不動産を強制的に売ることで、貸したお金を回収できる権利です。

デッキプレート

鉄骨造などで、床の軽量化や工期短縮の目的で、コンクリートスラブの型枠や床板として用いられる波形の薄鋼板。

コンクリート+鋼材なので、防火性・防水性・耐久性は高い。「床鋼板」ともいう。

鉄筋コンクリート造

網目のように組んだ鉄筋と、その周囲に流し込んだコンクリートで建物の骨組みを構成した構造のこと。

耐震・耐風性の高い、強い躯体をつくることができるのがメリット。乾燥収縮によるひび割れが発生したり、施工が繁雑で工期が長いなどの欠点もあります。

鉄骨造

柱、梁などの構造材に鉄骨を使用した構造。強度が高いうえに品質が安定しており、木やコンクリートのように強度や耐久性のばらつきが少ないのが特徴です。

鉄骨鉄筋コンクリート造

柱、梁などの主要構造部を鉄骨と鉄筋コンクリートで構成した構造。

「SRC造」とも呼ばれる。

強固な鉄筋コンクリート造と粘り強い鉄骨造の双方の性能を兼ね備えている。

出幅木(ではばぎ)

壁面よりもわずかに出っ張って取り付けられた幅木。一般に使用されている。 ⇔ 入幅木

テラゾー

大理石や花崗岩の粉をセメントや樹脂で固めたもの。性質は天然の大理石とほど同等。

テラゾータイル

テラゾーブロックの規格品の通称で、一般には300mmまたは400mm角で厚さ30mmのものを指す。

耐磨耗性に優れるため、床材として活用される。ただし、酸や熱には弱い。

転圧(てんあつ)

砕石などを敷いた際、ローラーや特殊な道具を使って地盤を締め固めること。

転圧の良否はその後の仕上りの良否へと影響する。

展開図

一室の中央に立って、東西南北の壁を見たままに平面的に表現してゆく図面表現。

壁面を面として書くため、寸法などが正確に組み立てられる。

コンセントや棚などの位置決めにも活用される。

天端(てんば)

梁など、部材の上側表面を指す。上端(うわば)と呼ぶこともある。

戸当り金物

  1. 幅木や床に取り付けて開いた扉が壁などに当たって損傷するのを予防する部品。扉側に付いている事もある。
  2. 鴨居に取り付けて、引き戸を閉める際、行きすぎを防止する装置。金属製の「ストッパー」などが挙げられる。

登記

権利を取得したり、権利者が変わったことを不動産登記簿に記載すること。

道路斜線制限

前面道路との関係によって規制される建築物の各部分の高さの制限。

都市計画の用途地域により、道路の中心から斜線を延ばして高さを制限する。

通し柱

木造2階建の上階と下階を1本物で通した柱。通常、隅部の柱を通し柱にする。

管柱の場合よりも堅固な構造にすることができる。⇔管柱

ドーナツ現象

都市が発展し中心の地価の高騰により、都市の人口が郊外の安い土地へと移り住んでしまい都市と郊外のうち中心部分の都市から居住者が減るため 人口分布がドーナツ状を示す社会現象。

同:ドーナツ化現象

都市計画図

ある都市またはそれらを含む周辺地域の将来像を計画した図。

行政機関が計画・発表・施行する。用途地域・防火地域などの土地の制限の大御所。

土台

コンクリート製の布基礎に水平に取り付ける木材。

基礎の上に寝かせて、アンカーボルトで基礎や柱としっかり緊結させます。

建物の下部にあって、建物全体の重みを基礎に伝えます。

湿気を吸収しやすいので、防腐、防蟻の対策が重要。

ドライウォール工法

石膏ボードの突き付け張りの際に、テーパー付の石膏ボードを使用してパテ埋めをして 継目の無い壁面を作る工法。

トレミー管

水中コンクリートの打込みに用いられる。

上端に漏斗状の口をもち、水密性を有している。

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