少しのスペースでたくさんの花を楽しむことができるコンテナガーデン(寄せ植え)は、プランターや鉢などがあれば気軽にできるガーデニング。
土、鉢、苗などを用意して、外観を華やかに演出しませんか。花を見ていると心が和みますよ!
植物が育つ土を用意
すべてに万能な基本の土は「赤玉土」。保水性、排水性に優れていて、土づくりのベースに最適です。
赤玉土などと混ぜて使うものに、「腐葉土」があります。
栄養分があり、土の中の有機微生物を増やしてくれます。排水性に優れていますが、これだけでは軽すぎるので、ほかの土と混ぜます。
鉢の底に敷くには、大粒の赤玉土や軽石が適しています。
また、配合する手間のない培養土も便利。
どんな植物にも使え、肥料の心配もいらない「園芸用土」や、土よりも排水性、通気性に優れた天然樹皮をベースにした新しいタイプの培養土などが販売されています。
ほかに、観葉植物用、サボテン用、種まき用、ハンギングバスケット用、ハーブ専用など様々な培養土が市販されています。
ホームセンターなどに行かれると、色々なものがてに入ります。
水やりはお手入れの基本
水は、土の表面が乾いていたら、鉢底から流れ出るぐらいにたっぷりと、が基本ルール。
ゆっくりとあげることがポイントです。
ジョーロなどで勢いよく水をかけるとすぐに流れ落ちてしまい、肝心の鉢の中心部には行き渡らないからです。
花が咲いているなら、花に水がかからないよう根元へ。
葉の大きい植物も、根元に水をあげましょう。
種をまいて芽が出た時は、水圧をかけないでやさしく。
土や新芽が流れ出ないように気をつけます。
庭の場合、鉢植えのように毎日水やりをする必要はありませんが、適度に水分を。
ジョーロでさっと水をまいただけでは、土の表面がぬれるだけ。
土中に水を行き渡らすために、散水ホースなどを使ってたっぷりと水やりしましょう。
花も生きています。やさしい気持ちでのお手入れを心掛けましょう。
草花の生長した姿をイメージして
「ひと鉢」のコンテナ(栽培容器)に何種類もの苗を寄せ植えする時のポイントは、次の3つです。
- 組み合わせる植物は、水分や日光の必要性など「栽培条件」が同じものを選ぶ。
- 「開花時期」が同じ花を植える。
- 生長した時の「草丈やボリューム」を考えて配置する。
つまり、育てる過程では手入れの仕方が似ていて、育った時にバランスのよい組み合わせがベスト。
色合いは、ひと鉢全体で3色までが基本です。
色の割合は、花色の濃淡によって変わりますが、メインになる色が3に対して、さし色を1の分量にすると、きれいにまとまります。
やっぱり、きれいな方がいいですものね。
ハーブは、水や肥料は与えすぎないこと
日当たりがよく、風通しのよい場所を好むので、直射日光が当たる庭やベランダで育てるのにピッタリなのが、ハーブ。
「香る雑草」とも呼ばれ、育てやすいのが特徴です。
ただし、水や肥料の与えすぎには注意。
基本的に、水は土の表面が乾いてから与えます。
カモミールなどは2~3日に1回でOKですが、湿った土と半日陰を好むミントのような例外もあります。
夏になると水を多めに与えたり、梅雨には蒸れを防ぐ対策が必要になる場合もありますが、植物の特性を知り、それぞれに応じた育て方が大切です。
また、ハーブは、新芽を摘む「刈り戻し」をすると、よく生長する特徴があります。
ハーブを摘んで、食卓やお風呂で利用しながら楽しんで育てましょう。
料理に使う方も、香りを楽しむ方もみえます。
料理もおいしくなり、心が落ち着きます。
こだわりのガーデニング事例集
最後に
お庭が手入れされていると、家の印象はガラッと変わります。
花などの植物が合わさればなおさらです。
継続するのは容易なことではありませんが、はまれば楽しくて仕方なくなるのも魅力の一つでしょう。