照明の当て方、色で家の中の印象は決定されると言っても過言ではありません。
家族のライフスタイルにあった照明を選びましょう。
まず、各部屋でどんな暮らしをするのかイメージしてみよう
リビング、ダイニング、寝室、書斎、子供部屋、それぞれの部屋で誰がどんな暮らしするのかイメージしてみましょう。
昼間の太陽のような明るい部屋で楽しい団欒でしょうか?それとも、ムードのある間接照明でゆったりとした時間を過ごすのでしょうか?
まず、具体的にイメージしてみましょう。
イメージした暮らしに必要な明かりを決める
各部屋をイメージした暮らしは、明るい光でしょうか?それとも少し暗めな光でしょうか?
ゆったりと過ごしたい部屋で煌煌とした明かりがあると少し落ち着かない雰囲気になります。
また逆に笑いのたえない活発な家族の団欒に暗い光でも、あいません。
ダイニングの明かりは、オレンジ色の光を使用すると食事がおいしく見える、洗面台が電球色だとお化粧がしにくいといったポイントはありますが、各部屋のライフスタイルに合わせた照明を選ぶのが基本になります。
照明を決める
各部屋に必要な明かりが決まったら後は、照明設備を決めます。
部屋のイメージとあったデザインで、明かりの明るさと色を決めていきます。
基本的に照明の色は白色に近い昼白色と電球色、その中間の温白色から用途に合った色を選びましょう。
全体的に昼白色は、はっきりと見たい箇所で使いぼんやりと照らしたいときは電球色、明るくぼんやりとといったイメージは温白色を使うと効果的です。
また、明るさに関しては照らすスペースの広さと証明の個数により60Wや100Wと選ぶことも出来ます。
ダウンライトとその他の照明
昨今ではダウンライトをリビングだけでなく様々な部屋に使用する家庭が増えています。
すっきりした印象で部屋も広く見えて、機能的にも金額は上がりますが人感センサーや調光、調色など住宅としては申し分のないオプションがあります。
しかし、照明は光を照らすとともにインテリアの要素も含んでいるため必ずしもダウンライトがいいというわけではありません。
好みの範疇にはなってきますが、リビングの中心にはシャンデリアのようなライトを好む方も多いですし、ダイニングはペンダントライトが人気が高いです。
また、天井にレールを這わしてお店のようにスポットライトを使用することも増えてきました。
家造りにおいて照明選びは最後の方になることが多いので、床材や壁材、キッチンなどの住宅設備、購入予定の家具も踏まえて検討したいところです。
最後に
家の照明選びは思っているよりも難しいです。
特に昨今では各メーカーから様々なタイプの照明が発売されており、ショールームなどで見比べると中々決められないという方も少なくありません。
また、プランニングの中でも終盤におこなわれることが多いので、やや手抜きになってしまう感も否めません。
しかし、照明の色や明るさ一つで家の中も外も見え方が大きく異なってくるので、全体のことをイメージしながらじっくり選ぶ必要があります。