高校生ともなると学校以外でも様々なお金が掛かるイメージですが、公立の高校にかかる学費やそれ以外の生活にかかるお金はどのようなものがあるのでしょうか?
私立高校の学費も含めて見ていきたいと思います。
私立へ通う割合もグッと増える高校
小学校で1%、中学校で7%だった私立への進学率ですが、高校では約30%とグッと高くなります。
学費にそれほど開きがなくなるのか?!と思ってしまいますが、月額で公立約4万4千円、私立約9万8千円と倍以上の金額になっています。
部活動などで有名校に通う生徒も少なくなく、子どものためにと家計をなんとかやりくりしている家族も少なくありません。
お子さんが高校生になる頃には親世代は40歳~50歳あたりが一般的で、勤続年数も長く収入に余裕がある家庭もあるのは事実です。
それでも収入の差はこのあたりの年齢になると、会社により大きく異なるのでよその家庭のことは気にせず、自分の家庭の収入の中で子どもの行きたい学校と家計を照らし合わせて慎重に考える必要があります。
部活動の本格化
高校では部活動がさらに本格化し、スポーツ系では遠征や合宿なども珍しくなくなってきます。
私立の有名校だけの話ではなく、公立高校でも数は少なくても遠征や合宿などは強豪校になればなるほど増えてきます。交通費や宿泊費など学費とは別のお金が必要になります。
打ち込んでいる部活動にもよりますが、野球ならグローブやバット、スパイク、ユニフォーム。
サッカーならスパイク、ユニフォームといった道具もより高価なものを好む傾向にあります。
また、吹奏楽部などで使う楽器などは10万円を超えるのも珍しくなく、お子さんが取り組んでいるものに必要なお金を事前に調べて確保しておくのも重要なことです。
携帯電話の所有率は9割を超える
高校生の携帯電話所有率は9割を超えていると言われています。
学割などが適用され、成人と同様の金額ということはありませんが、最新機種をより欲しがる傾向にあることは否定できません。
学費や習い事同様に毎月かかるお金としてピックアップしておきましょう。
自分でアルバイトをする学生も
高校生になると法律的に22時まではアルバイトをすることが出来ます。
学校によりアルバイトを禁止しているところもありますが、お小遣いを自分で稼ぐという学生が年々増えています。
家計的にはありがたい部分ではありますが、いってもまだ未成年です。急に何万円ものお金を手にすることになるわけですからデメリットがあることも少なからずお忘れなく。
最後に
高校生になると学費以外でかかる費用がこれまで以上に大きくなることがよく分かります。
遊び方も成人に近づいてくるため、お小遣いも多く必要となるでしょう。
部活動になどに打ち込んだ場合は、遊ぶ時間も限定されてきますが、打ち込むものによっては費用もばかになりません。
学費の金額だけみて試算するのではなく、それ以外の部分も計算に入れてライフプランをたてる必要があります。