結婚後のライフプランを考える

人生設計のイメージ

 

ライフプランという言葉を耳にすることも多くなりましたが、ライフプランとは簡単にいうと人生設計のことです。

結婚後の人生設計をイメージすると子どもの成長に伴った進学や、住居の購入、親の存在、自分たちの老後など様々な要素が思い浮かびます。

また、ライフプランをおこなう上で必ず絡んでくるのがお金の存在です。お金がなければ設計した人生も実践することは出来ません。

ライフプランとお金の考え方について見ていきたいと思います。

お金からではないライフプランをまず立ててみる

未来をダウンロード中

 

ライフプランというと昨今ではお金のイメージがとても強いですが、基本的には人生設計のことを指すので、お金のことは少し忘れてライフプランをまず考えてみましょう。

子どもは何人欲しいのか、住居は家を建てるのか建売を買うのかマンションを買うのか、親は近くに住んでいて手助けが必要となるのか、老後はどのようにして過ごすのか、自分の趣味や奥さん・旦那さんの趣味は家庭とどれくらいの比率でおこなっていけるのかなど今後の人生を長い目で真剣に考える機会は少ないのでこの機会にやりたいことや、やらなくてはいけないことを洗い出しておきましょう。

初めに世帯の収入と上がり幅を把握することが重要

右上がりのグラフ

 

ライフプランを考える際にまずしたいのが、定年退職までに幾らの収入が毎月世帯であり、年金の生活に入ったあとはどれくらい変わるのか知るという点にあります。

結婚後には冒頭にも書いたように様々なお金が必要になりますが、それは全て収入の範囲内でなければなりません。

その総収入を月で割り、家賃や学費を当てはめていくと、とても分かりやすいのですが、無料で使えるソフトやWEBサイトは自分の思ったプランや項目を全て当てはめるのは難しいので、様々なソフトやサイトを元に自分で計算することが実際に必要なお金を知る唯一の方法と考えてもいいでしょう。

給料の上がり幅などは会社によって異なりますが、周りに話を聞いたりすればある程度の予測はつきます。

年間で何百万円も違ってくるのは問題ですが、細かい数字には捉われずに計算してみましょう。

 

毎月必ず必要なお金

スマートフォン2台

 

今後の人生で必ず毎月必要となるお金はどういったものがあるでしょうか。

例に挙げると、

  • 住居費用
  • 食費
  • 子どもの養育費・学費
  • 車の維持費
  • 光熱費
  • 各種保険費用
  • 携帯電話料金

などなどその他にも家庭により異なりますが様々なものがあります。

世帯の収入から毎月使うお金を引いた金額が、その他に使えるお金と貯金額ということになりますが、この毎月の支出をしっかりと把握することが重要です。

また、この毎月の支出を収入面から見て抑えることが出来ればより内容の濃いライフプランを実現することが出来るでしょう。

その他に必要なお金を考える

ワーゲンのキャンピングカーとビーチ

 

毎月必ず必要なお金ではなくても、その他に必要なお金というのも結婚後にはたくさんあります。

例に挙げると、

  • 車の購入費用
  • 冠婚葬祭費用
  • 旅行費用(レジャー費用)

などなどその他にも多数ありますが、毎月の支出に比べて高額なものが多いです。

冠婚葬祭などのように自分たちの意思ではない支出に関しては計算の使用がないですが、車の購入費用であれば生涯にあと何度車を買い替えるのか、旅行費用であれば年に何回旅行に行くのかなどライフプランの一環として同様に計算することが出来ます。

 

 

ライフプランシュミレーション

電卓とお金と食費のバランス

 

収入と支出のバランスを考えるのはライフプランシュミレーションを利用するのがいいでしょう。

収入の面から実現したいライフプランが可能かどうかシュミレーションしてくれます。貯蓄額の推移なども出るため、他にもお金を使いたい候補があるという家庭にとっても一つの目安と充分になりうるでしょう。

ライフプランシミュレーションについては以下のページでまとめています。

 

シュミレーション結果はいかがでしたでしょうか?子どもの人数や住居の金額がまだ決まっていない方は何パターンかシュミレーションしてみて、収入と照らし合わせて決めるというのもいいでしょう。

FP(ファイナンシャルプランナー)によるライフプラン

5人並んだビジネスマン

 

インターネットを利用したライフプランでも充分なシュミレーションが可能ですが、さらに細かいことまで説明してくれるのがファイナンシャルプランナーです。

ファイナンシャルプランナーとは、

ファイナンシャル・プランナー(Financial Planner)は、顧客である個人から、収支・負債・家族構成・資産状況などのソース提供を受け、それを基に住居・教育・老後など将来のライフプランニングに即した資金計画やアドバイスを行う職業・職種、およびその職に就く者。略してFP(エフピー)とも呼ばれる。

引用元ーwiki

ライフプランのプロといったところでしょうか。

ファイナンシャルプランナーにライフプランの相談をお願いするには、日本FP協会のホームページからお近くのファイナンシャルプランナーを検索することが出来ます。

場所は限られますが、相談無料体験も実施されています。

 

 

また、昨今では住宅の購入や保険の加入などの際にファイナンシャルプランナーが同行することも多いです。

商品を売るために、収入と商品金額で最適なものをシュミレーションを通して説明してくれます。

当然ですが、住宅や保険の商品への営業もプラスされるので、その点はお忘れなく。

最後に

ライフプランとは人生設計であると冒頭にも書きましたが、現実には8割くらいお金の話になってきます。

収入さえあればやりたいことをやって過ごすだけでいいのですが、今の日本で死ぬまでの生活が保障されている方を探す方が難しいでしょう。

かと言って、毎月毎月我慢の連続では何のために仕事をして収入を得ているのかも分からなくなってしまいます。

収入の範囲内で、締めるところは締めて、必要なものには惜しみなく使うといったお金の使い方が出来るようにライフプランというのは必要になります。

その場しのぎで後々困ることのないように結婚後出来るだけ早い段階でライフプランを真剣に考えてみましょう。

あくまでシュミレーションなので何度でも変更・修正は可能ですし、自分が生涯にいくら稼ぐことが出来、家庭でいくら必要なのかを知るいい機会でもあります。

生活にかかるお金
家造り.net