シックハウスの症例と原因

診断

 

シックハウス症候群は、軽いアレルギーから、内臓疾患などの深刻な事態を引き起こすケースまで報告されていて、健康に有害な影響が出る恐れがあります。

これまでどんな症例があるのか見てみましょう。

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増えているシックハウスの相談数

シックハウスについて全国の消費者生活センターに寄せられた相談は、1997~1999年は250件前後でしたが、2000年以降は300件を超えています。

住宅関連の相談1120件のうち、戸建て住宅が613件、集合住宅387件、その他(畳・壁紙、内装工事など)120件という割合になっています。

シックハウスの症状

体調不良をはじめ、呼吸器や皮膚が変調

症状としては「家や部屋に入ると刺激臭で体調が悪い」「目がチカチカする」「喉が痛い」「頭が痛い」「胸が圧迫される」「めまいがする」などで、一人でいくつかの症状が出ている人が多数います。

最も多いのが「体調がすぐれない」「吐き気がする」などの諸症状。次いで「咳き込む」「息苦しい」などの呼吸器障害、そして「湿疹」「かゆみ」といった皮膚障害になっています。

症状と関連原因

「高気密の分譲住宅に入居後、具合が悪くなった。頭痛、めまいがひどい」「食欲不振、吐き気、だるさを感じるようになった」という家庭では、測定の結果、ホルムアルデヒド濃度が高かったことが判明。

「床暖房のスイッチを入れたら刺激臭がして、具合が悪くなった」「苦痛で部屋にいられない」などの症状があった家庭ではトルエンなどの化学物質が高かったという例もあります。

しかし、湿疹、かゆみ、まぶたが痛い、動悸が激しいなどの症状がありながら、化学物質が特定できないケースも。

原因の一部は、建材や家具などが発散するホルムアルデヒドやVOC(トルエン、キシレンその他)などの揮発性の有機化合物と考えられていますが、まだ解明されていない部分もあります。

 

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主な有害化学物質

ホルムアルデヒド

無色で刺激の強い臭気を持つ液体で、これを水に溶かしたホルマリンは、合成樹脂や合成接着剤に使われています。目、鼻、喉など粘膜へ強い刺激を与えます。

揮発性有害物質(VOC)

化学物質から発生するVOCは数百種類。特に、塗料の原料や溶剤、木材保存剤などに使われているトルエンやキシレンの有害性に注目が集まっています。

13種類に定められている濃度指針値

厚生労働省では、13種類の揮発性有機化合物について濃度指針値を発表しています。

上記のホルムアルデヒド、トルエン、キシレンのほか、一部の接着剤・防腐剤に使われるアセトアルデヒド、内装材の施工用接着剤・塗料などに使われるエチルベンゼン、ポリスチレン樹脂などを使用した断熱材に用いられるスチレンなど。

それぞれの化学物質に室内濃度指針値が設けられ、これを超えないように求められています。

 

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最後に

シックハウスの原因はまだすべて解明されていない部分もありますが、有機化合物や化学物質と考えられます。

家の機能や建材などに付随するため、防ぐというよりは対策を練る必要があるでしょう。

シックハウスの対策として代表的な換気については以下のページで詳しく説明していますので参考にしてみてください。

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