住宅には火災保険の他に地震保険という保険があります。
これだけ昨今震度6を超える大きな地震が日本列島をおそっていますが、地震保険の加入率は6割ほどと増加傾向にあるものの意外に低く、認知度自体も低いのが現状です。
今回はその地震保険をピックアップして内容や保険料などを見ていきましょう。
火災保険では地震時の保険料はおりない
火災保険に入っていれば地震による住宅の被害でも保険金が支払われると考えられている方もいるかもしれませんが、地震による被害は火災保険の保険適用外になります。
しかも、地震による火災で建てものや家財に被害が出た場合でも保険金は支払われません。
火災保険と地震保険が別物であるならば、地震の揺れによる建物の倒壊や家財の破損の被害でも保険金が支払われないことは理解できますが、地震による火災被害でも保険金が支払われないというのは、地震保険についてなにかしら調べたことのある方でない限り知らなかったという方も少なくないでしょう。
特別な保険を除き、地震保険は火災保険に加入していなければ加入できないようなので、火災保険に加入していて、地震保険に加入していない方は保険会社に相談してみるのがいいでしょう。
地震保険の相場金額
地震保険の金額は火災保険や他の多くの保険と違い価格は一定です。
金額が異なるのは住んでいる地域や、建物の構造となるので、相場は存在せず、火災保険に加入している場合、同じ保険会社で加入するのが最もスマートと言えるでしょう。
保険料などの説明は財務省のページに詳しく載っていますので参考にしてください。
地震保険料による控除
地震保険料は支払った額に応じて控除を受けることが出来ます。
控除される金額は、年間保険料の金額が5万円を超える場合、5万円の控除を受けることが出来ます。
こちらは国税省のページに詳しい説明が載っていますので参考にしてください。
最後に
地震保険は任意保険なので、加入しないという選択も可能ですが、持家である以上加入を強くお勧めします。
地震により倒壊すれば家を失うことになりますし、地震時の火災は火災保険適用外となると地震により破損した家は地震保険でしかまかなうことが出来ません。
金額的にも家計を圧迫するものではないので、いざという時のために加入するようにしましょう。