断熱ラインがとぎれたところをヒートブリッジといいます。
ヒートブリッジをいかに作らないかが外断熱の重要な問題です。
バルコニーや庇などやむを得ずできるヒートブリッジについては十分な検討と対策を行う必要があります。
但し、同じ熱橋でも内断熱と外断熱の熱橋では、冬季にコンクリートの大半が暖められているか冷やされているかの違いがあり外断熱の方が結露の影響が少なくなります。
文字通り熱を運ぶ橋の役割をするのが熱橋と呼ばれる部分であり、断熱材以外の材料は基本的に熱橋の役割を果たすと考える。
そして、鋼材は特に熱伝導率が高く、鋼材に対する熱橋対策は鉄骨造の重要なポイントの一つである。
省エネルギーの観点からは、この熱橋部分を出来るだけ無くし、鋼材を断熱材などで保護することが冷暖房のランニングコストを低くする一つの方法である。
また、同時に鋼材自身への表面結露を防止する有効な方法でもある。
