住まいの各場所ごとに、防犯に役立つグッズを紹介します。
照明
防犯効果が大きいのが、人の動きを検知して自動点灯する「センサーライト」や「フラッシュライト」。
警告音を発するタイプや監視カメラ付きのものもあります。
ドア
泥棒は鍵をこじ開けるのに10分以上かかる場合は、犯行をあきらめるといわれています。
時間を長くさせるため、「補助錠」を扉の上部や下部等に取り付けると有効です。
さらに、ドアとドア枠の隙間をふさぐ「ガードプレート」の設置もオススメ。
カンヌキ部分が保護されるため、バールをネジ込んで強引に解錠する手口を防止します。
ガードプレートの価格は比較的安価で、ドリル、ドライバーなどの工具で取り付けることができます。
その他、指紋認証システムを取り入れたり、携帯器でドアを自動施解錠でき、その際には音や光を発する電気錠システムの玄関など、先進のホームセキュリティーも登場しています。
鍵・錠
錠シリンダーは、CP-C錠(※)などがピッキングに強いもの。
ドライバーなどの工具で取り付けることができます。
内側からも鍵で操作する「両面シリンダー錠」なら、内側にもシリンダーがあるため、侵入者がサムターンを解錠しようとしても、開かない構造になっています。
また、サムターンに外部から直接接触することができないように、サムターンを防護する「サムタンカバー」や、鍵穴またはサムターンを外から覆い、さらにこれを外部から施錠する「ロックカバー」などもあります。
※(財)全国防犯協会連合会において、錠シリンダーの耐ピッキング性能と強度を審査し、型式認定するCP-C錠制度を施行しています。
窓
ガラス破りやピッキング対策として、補助錠や面格子を。
ガラスが破られた場合でも、暗証番号を押さないと解錠できないボタン錠付きクレセントも販売されています。
ガラス内面に「防犯フィルム」を貼り付けると、ガラスを破壊する時間が長くなり、ガラス破りによる侵入が難しくなります。
全面に貼る必要はありませんが、少なくとも破られた時に内側のクレセントや補助錠に外部から手が届かないよう一定の面積をカバーします。
2枚のガラスの間に透明な特殊フィルムを挟み込んだ「防犯ガラス」は、防犯効果が高いだけでなく、台風や地震などでも割れにくく防災効果も発揮。万一の場合の盗難お見舞い制度が付いているものもあります。
その他
トイレの窓ガラスや、高所の小窓に面格子を取り付けると安心。
ただし、出窓や緊急時の脱出口になる窓には、従来の面格子は向きませんが、最近、防災上支障がない可動式の面格子も販売されています。
最後に
家の防犯グッズは年々様々な物が販売されています。
自分の家は大丈夫という感覚をお持ちの方も多いですが、いざという時のためにも可能な限り泥棒が侵入しにくい家にしたいものです。