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根巻き(ねまき)

建築で根巻きと言えば、まず鉄骨造の柱脚の話になります。

鉄骨柱の足元をコンクリートで包んで固めること、またはその状態を指し、国土技術政策総合研究所の用語解説もこの意味で説明しています。

コンクリートは鉄筋を入れた鉄筋コンクリートが基本で、柱脚の曲げに対する耐力を高めるほか、鉄骨を湿気や衝撃から守る役目もあります。

応力は、頭付きスタッドなどのシアコネクタか、根巻きの頂部で鉄骨が押す力(支圧力)で伝えるのが一般的です。

既存の鉄骨造建築物の耐震補強でも使われる手法で、既存の露出柱脚の外側に鉄筋とコンクリートを足す「RC根巻き補強」がその代表です。

ただし、掘削、鉄筋、型枠、コンクリート工事でコストと工期が増え、建物の使える面積も減るという課題があります。

 

 

2016年には、この代わりにあと施工アンカーと補強柱を使う乾式の補強工法が、日本建築総合試験所の性能証明(GBRC性能証明 第16-24号)を取得しています。

角形鋼管柱の根巻き補強では、鋼板の型枠で覆って無収縮モルタルを充填する形式も研究されています。

根巻き部分の鉄骨に溶融亜鉛めっきをしてよいかという疑問には、日建連の鉄骨工事Q&Aが答えています。

コンクリートとの付着性に問題はなく、むしろ付着強度が高いという報告があり、溶接接合部を除く範囲はめっきをした方が耐久性・施工性の面で良いと考えられるとしています。

造園の分野にも根巻きがあります。樹木を移植するときに、根鉢を布や縄などで巻いて包むことです。

園芸資材には「根巻き布」として売られており、移植で弱った根の保護、寒さ対策、幹からの水分蒸発の防止が目的とされています。天然繊維の布は、時間がたつと土の中で腐ります。