家を購入するために、どのくらいの資金が必要なのかイメージしておきましょう。
工事費以外にも、登記や税金など様々なお金がかかります。
家づくり
本体工事費
工務店、ハウスメーカー、設計事務所などに支払う建築費用。
プランによってさまざま。
別途工事費
本体工事費の約20%
解体・撤去(既存の建物を解体する場合)、地盤の改良工事、給排水管の引き込み
設計料
総工事費の8~10%
設計事務所では、本体工事費に別途工事費を足した総工事費の8~10%が必要。
工務店やハウスメーカーは工事費などに含まれていることが多いでしょう。
その他
地鎮祭を行う場合は3万~5万円、引っ越しする場合は数万~数十万円ぐらい。
登記関係
建物表示登記費用
数千円~
土地所有権移転登記費用/建物所有権保存登記費用
3万~十数万円
抵当権設定登記費用
1万5000円~3万円
ローン関係
融資事務手数料
公庫と銀行で異なる
ローンを組む時に金融機関に支払います。
保証料
公庫と銀行で異なる
公庫/借り入れ1000万円、元利均等30年返済で約20万円(銀行もほぼ同額)保証会社に支払います。
団体信用生命保険料
公庫/元利均等30年返済で1000万円あたり28100円(1年目)~800円(30年目)、民間/借入金利×0.3%など
ローンの残額分に対する生命保険です。
火災保険料
税金関係
印紙税
売買契約・ローン契約2000~6万円、工事請負契約400~6万円
売買契約書や請負契約書、ローン契約書に金額に応じて添付します。
登録免許税
土地/評価額×2%(平成18年3月31日まで1%)、建物/評価額×0.4%(平成18年3月31日まで0.2%)
不動産取得税
土地取得時/固定資産税評価額×1/2×3%-控除額、住宅取得時/固定資産税評価額×3%
固定資産税
土地、建物にそれぞれ評価額×1.4%(標準税率)
都市計画税
土地、建物にそれぞれ評価額×0.3%(最高税率)
※各種税金は軽減措置がとられているものもあります。
最後に
上記のように家を建てる時には本体工事の他に様々なお金がかかってきます。
数千円~数十万円と幅も広いため、契約前に全てを把握するのは容易なことではありません。
しかし、一般的に業者から見積もりが出る時には含まれていないお金となるので別に必ず必要になります。
頭金を増やして少しでも利息分を減らしたいところではありますが、自己資金が尽きてしまっては新生活にも影響が出るため自己資金面はある程度余裕をもって契約することが望ましいと言えます。