どれがお得?!住宅ローンの種類と人気の借入先

住宅のように積み上げたお金

 

住宅ローンには、融資額、金利などが異なるいくつかの種類があります。

融資を受ける人や物件について条件が定められているので、その基準をつかんでおきましょう。

公的ローン

住宅金融公庫

融資額

物件価格の8割が限度(物件、場所により異なります。給与収入金額が800万円を超す人は5割)

金利

低金利で2段階固定(当初10年間の金利は面積・構造などにより3種類)

申込人の条件

前年に年収があり、70歳未満(完済時80歳)であること

返済期間

最長35年

収入基準

毎月返済額の5倍の月収があること

その他

連帯保証人を立てるか協会保証を利用。

特約火災保険か選択対象火災保険の加入が義務。第一順位の抵当権を設定。

年金住宅融資

融資額

物件価格の8割が限度(年金の種類と加入期間で異なります)

金利

完全固定型と段階金利型のどちらかを選択

申込人の条件

3年以上公的年金に加入し、直近2年間の保険料を納付。

自分で所有し、自分で住むこと。

70歳未満(完済時80歳)であること。

返済期間

最長35年

収入基準

公庫併せ貸しの場合は、毎月返済額の5倍の月収

その他

公庫併せ貸しは住宅金融公庫と併せて借ります。

財形住宅融資

融資額

財形貯蓄の残高の10倍まで(最高4000万円)

金利

5年ごとに金利が変わる5年固定

申込人の条件

1年以上財形貯蓄を行い、残高50万円以上。

勤務先から住宅手当など負担軽減措置が受けられること。

70歳未満(完済時80歳)であること。

返済期間

最長35年

収入基準

毎月返済額の4倍の月収

その他

ローン事務手数料がかかりません。

 

民間ローン

銀行、信用金庫、生命保険・損害保険会社などで扱っています。

融資条件が緩やかです。

融資額

それぞれ異なりますが、5000万円から1億円とかなり高め

金利

固定型、変動型、固定期間選択型などさまざま

フラット35

民間銀行が窓口ですが、ローン債券を住宅金融公庫が買い取って証券化して、投資家に販売するスタイルをとっています。

融資額

物件価格の8割が限度(最高8000万円)。

耐久性など一定の基準を満たした住宅が対象。

金利

長期固定ですが、それぞれ独自に設定

返済期間

20年~35年

その他

保証人・保証料が不要。繰り上げ返済の手数料がかかりません。

 

住宅ローン人気の借入先

銀行や信用金庫など様々な住宅ローン商品がありますが、金利や借り入れ条件などもそれぞれ特徴があります。

金利だけに目がいかないように人気の借入先をご紹介します。

※表示している金利はページ掲載時のものです。

金利は毎月変動するため必ず各商品のHPで確認するようにしてください。

イオン銀行の住宅ローン

融資額

2百万円以上1億円以内(10万円単位)

金利

変動:0.57%

10年固定:0.59%

返済期間

1~35年

その他

住宅ローン契約でイオングループでのお買い物が毎日5%OFF

auじぶん銀行の住宅ローン

融資額

5百万円以上1億円以内(10万円単位)

金利

変動:0.497%

10年固定:0.590%

2017年11月現在

返済期間

1~35年

その他

がん保障特約・一般団信保険料・保証料・印紙代・一部繰り上げ返済手数料・資金口座への資金移動が全て0円

住信SBIネット銀行の住宅ローン

融資額

5百万円以上1億円以内(10万円単位)

金利

変動:0.497%

20年固定:0.91%

返済期間

1~35年

その他

団信及び8疾病の保険料・保証料・一部繰り上げ返済手数料・返金口座への資金移動が全て0円

フラット35人気の借入先

楽天銀行の住宅ローン

融資額

百万円以上8千万円以内(1万円単位)

金利

固定:1.03%

返済期間

15~35年

その他

保証人・保証料不要

繰り上げ返済手数料無料

住信SBIネット銀行の住宅ローン

融資額

百万円以上8千万円以内(1万円単位)

金利

15~20年:1.03%

21~35年:1.10%

返済期間

15~35年

その他

8疾病保証あり、保証人・保証料不要、繰り上げ返済手数料無料

住宅ローン比較と仮審査を手軽に

住宅ローンを個人で比較するのは容易なことではありません。

また、審査となると仮審査でも多くの項目を入力することになり、複数の金融機関へ審査を申し込んでいる方は多くありません。

そこで活用したいのが、WEB上の比較サイトや一括見積りサービスですが、それも幾つかありどれを選んだらいいのか悩む方も多いでしょう。

日経産業新聞でも紹介されたイッカツの住宅ローン一括申し込みサービスでは、複数の住宅ローンを一括で比較できるのにプラスして複数の提携されている金融機関へ一括で仮審査の申し込みが可能です。

先ほども少し書きましたが、仮審査であっても入力事項はとても多いため、一度の入力で複数の金融機関へ仮審査の申し込みがおこなえるのは大きなメリットと言えるでしょう。

利用に際し費用は一切発生せず、金融機関から手数料を徴収する仕組みなので、消費者にとって有用なサービスと言えます。

 

最後に

住宅ローンの種類から人気の住宅ローン商品までを見てきましたが、現状最もユーザー数が多いのは住宅ローンの変動型です。

金利の安さが人気の最大の理由ですが、ここ数十年で金利が上昇傾向にはないという点も後押ししているでしょう。

フラット35は全体の15%程の利用率で、変動型の次に人気なのは固定期間選択型の商品です。

どの商品にもメリット・デメリットがあるため、金利だけに目がいかないように商品の特徴をとらえる必要があるでしょう。

住宅ローンについて
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