夢のマイホームを手に入れる手段として建売住宅を購入するという選択肢があります。
建売住宅を購入する際どのようなことに注意が必要なのか見ていきたいと思います。
建売住宅を購入する時の注意点
- 必要な住宅設備
- 資産価値
- 保証内容
- 仲介手数料
必要な住宅設備
建売住宅を購入する魅力の一つに価格が安いという点が挙げられますが、必要な住宅設備が揃っていなくてはトータルで考えると後々余分にお金を支払うことになります。
建物自体は安くても、オプションなどで住宅設備を追加する場合高額になるケースも少なくありません。
また、家の中に目が行きがちですが外構工事もマイホームには重要な一面を持っています。
特に安価な建売住宅の場合外構工事がほとんどされていないというケースも珍しくないので、家の中から外までご家庭に合った住宅設備が揃っているか確認する必要があります。
基礎だけでもベタ基礎か布基礎かで湿気やシロアリ対策に大きな違いが出るため確認したいところです。
資産価値
建売住宅では土地と建物をセットで購入することになります。
価格もトータルでの料金となっていて土地の価格と建物の価格をそれぞれ知る必要があります。
土地は坪単価と呼ばれる一坪いくらという価格から全体の土地の価格を知ることが出来、トータルの価格から土地の価格を引いたのが建物の価格となります。
保証内容
建売住宅のアフターサービスはあまり期待できないという声をよく耳にします。
それでも保証内容については契約時にしっかりと確認する必要があります。
躯体部分や劣化しやすい外部の外壁や屋根などの保証期間は特に注意して確認しましょう。
仲介手数料
建売業者から不動産業者を介し建売住宅を購入した場合、不動産仲介手数料が発生するケースがほとんどです。
仲介手数料の金額はばかにならず、建売住宅の金額が400万円を超える場合、仲介手数料は売買価格×3%+6万円+消費税となります。
上記の式で計算すると仮に建売住宅が2,000万円だった場合仲介手数料は712,800円となり3,000万円だった場合には1,036,800円となります。
建売業者が売り主となっているケースではこの仲介手数料が発生することはありません。
ハウスメーカーの建売住宅は売り主となっている物件がほとんどです。
最後に
建売住宅を購入する魅力の一つに価格という点が挙げられるのは冒頭にも書きましたが、目先の価格ばかりに目がいってしまうのは得策ではありません。
まず生活するうえでご家庭に合った住宅設備がしっかりと揃っているか確認しましょう。
また長く住むことも忘れずに設備や保証内容を把握することも重要です。
お金の面では、購入時に必要となる仲介手数料の有無はその後の生活にも大きな影響を与えるため、必要な場合は資金計画に入れ込む必要があるでしょう。
資産価値の面では、土地の価格が特に重要となるため周辺の相場とも照らし合わせて知る必要があります。